米Metaは4月22日(現地時間)、MRヘッドセットOS「Meta Horizon OS」(旧Meta Quest software)をオープン化し、サードパーティ企業がこのOS採用の独自ヘッドセットを構築できるようにすると発表した。既に台湾ASUS、中国Lenovo、米Microsoftと提携している。
マーク・ザッカーバーグCEOはInstagram投稿で「コンピューティングの歴史では常にオープンとクローズドの2つのモデルが存在してきた。スマートフォンでは、Appleのクローズドモデルが基本的には勝利した。スマートフォンは厳格に管理されており、ユーザーは閉じ込められている。だが、こんな方法である必要はない」と、競合する「Vision Pro」を展開しているAppleに触れつつ、メタバースはオープンモデルであるべきだと語った。
ASUSはゲームブランドRepublic of Gamers(ROG)のゲーミングヘッドセットを開発中。Lenovoはプロダクティビティ、学習、エンターテインメント向けのヘッドセットを開発中だ。
2社はMetaの発表文にコメントを寄せているが、Microsoftからのコメントはなく、Metaが「現在、Xboxからインスピレーションを得た限定版Meta Questを作成している」とのみ語った。
Microsoftは2015年からMR事業に取り組んでいたが、昨年12月に事実上撤退した。
MicrosoftはXboxのゲームやMicrosoft TeamsをMeta Questシリーズで利用可能にしている。
また、Questのアプリストア「Meta Quest Store」を「Meta Horizon Store」に改称し、サードパーティ開発者が従来よりアプリを登録しやすくする。
Metaは「Google Play 2DアプリストアがMeta Horizon OSに移行することを推奨する」とGoogleに呼びかけた。
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