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さようならWindows Mixed Reality──Microsoftが廃止を発表

» 2023年12月22日 08時48分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは12月21日(現地時間)、「Windows Mixed Reality」を「Deprecated features for Windows client」(Windowsクライアントの非推奨機能)リストに追加した。このリストに追加されるのは、今後更新されず、将来のWindowsリリースで削除される予定であることを意味する。

 wmr

 同時に、「Mixed Reality Portal」アプリと、SteamVR向けのWindows Mixed Realityもリストに追加された。

 Microsoftは2015年1月、Windows 10搭載HMD「HoloLens」とホログラフィック技術「Windows Holographic」を発表した。同社は2017年にこの技術をWindows Mixed Reality(以下「Windows MR」)に改名した。

 Windows MRは、MicrosoftのHoloLensの他、AcerやDellなどのMRヘッドセットに搭載され、VRゲームやアプリのポータルとして機能している。

 Windows MRを牽引していた“HoloLensの父”アレックス・キップマン氏が昨年6月にセクハラの申し立てを受けて辞任したと報じられた後、Microsoftは大規模リストラでMRプロジェクトの多くの従業員を削減した。

 wmr 2 Windows Mixed Reality搭載の「HoloLens 2」を装着したアレックス・キップマン氏

 その一方で、Microsoftは米Metaとの提携で、XRヘッドセット「Meta Quest」シリーズにOfficeアプリとXboxのゲームを対応させMicrosoft MeshによるMicrosoft TeamsのVR会議は存続させている。

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