経済産業研究所は4月8日、「漫画制作における生成AI活用の現状:2024春」という資料を無料公開した。2人組漫画家「うめ」のシナリオ・演出担当の小沢高広さんが作成したもので、商業漫画で生成AIを活用しているという小沢さんの知見を全103ページの資料で紹介している。
資料の中で、小沢さんは生成AIについて「ネームに関しては、当面の間はほぼ役に立てないと思う」と指摘。一方で、おじさん構文を作るなど「苦手なものを代わりにお願いする」や、アイデアを引き出すツールとして「壁打ちの相手をしてもらう」など漫画制作に貢献できる例を解説している。
(関連記事:漫画制作での生成AI活用の現状とは? 漫画家「うめ」さん作成の100ページ超の資料が無料公開中)
メルカリでは「生成AIによるプロダクトと生産性向上の舞台裏」と題した生成AIの活用事例に関する資料を無料公開している。同社の生成AI/LLM活用を主導する執行役員が作成・公開したもので、全47ページ。
メルカリでは2023年5月に生成AI/LLM分野の専任チームを発足し、利用者向けAIアシスタント機能の提供を始めるなど、積極的に事業に生成AIを取り入れる姿勢を見せている。資料では、動画の屋外広告で生成AIを活用した事例で制作工数の削減に成功するなど、成果のあった活用法などを紹解説している。
(関連記事:メルカリの生成AI活用が丸わかり? 執行役員の資料が無料公開 広告の制作工数が3分の1になった事例も)
「テスト文字列にうんこと入れるな」──ゲーム会社の新卒向け資料“2024年版”が公開 テスト環境で悪ふざけするリスク説く
「グラブル」のリファクタリングに関する資料、Cygamesが無料公開 6人の専任チームのノウハウを紹介
メルカリの生成AI活用が丸わかり? 執行役員の資料が無料公開 広告の制作工数が3分の1になった事例も
漫画制作での生成AI活用の現状とは? 漫画家「うめ」さん作成の100ページ超の資料が無料公開中
年末年始にLLMの勉強はいかが? 東大松尾研、大規模言語モデルの講座資料を無料公開Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR