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発想が変、タイパ最悪、だがそれがいい! エフェクトがかけられる新型“チェキ”で味のある写真を撮りまくる荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/8 ページ)

» 2024年05月04日 13時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 この機能を使わなくても周辺の光量落ちは発声するのだけど(ガスタンクの写真を見ると四隅が少し暗くなってるのが分かる)、さらに強く出すのがこの機能なのだ。

 効果はこんな感じ。

左がビネットオフ。右がビネットオン
背景が明るいと効果も出やすい。こちらは雨の日のポートレートで。左上と右上にはっきりと出ている

 背景が空だと効果が派手にですぎるけど、通常の撮影だといい感じに周辺が暗くなってくれるので、この先の作例は基本的にビネットオンで撮ってます。

 次のエフェクトは露出補正。横一様シャッタボタンの周りにL(Light)やD(Dark)でそれぞれ2段階ずつ用意されている。

上面から。右側のダイヤルが露出補正。その真ん中に横位置用のシャッターボタンがある

 そんなに極端な差はでなくて、露出オーバーにしてもアンダーにしてもそれなりにいい感じで撮れるので気分でダイヤルを回しちゃっていい……たぶん。

左からL+、ノーマル、D-。一番明るいのと標準と一番暗いの。青空をきれいに出すか、建物を明るく出すか

 明るい背景に暗い被写体の時は明るく、逆の時は暗くセットしてとるくらいでいいかと思う。

 そして極め付きはこれだ。

 カラーエフェクトコントロールダイヤル。

カラーエフェクトを選ぶダイヤル。6種類の説明書を見ないと何が起きるのか分からないエフェクトがこのカメラの一番のユニークさだ

 これがもう、どっからそういう発想になったのかよく分からない面白い代物なのである(開発者のインタビュー記事はこちら)。

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