エレキソルト スプーンはこれまでさまざまな実証実験を重ね、自治体やさまざまな企業での評価を経て、社会的課題に貢献できるという評価を得たことで発売が決まった。発売する前はどれぐらい売れるか読めないというのが社内的な評価だったそうだが、実際は抽選販売になるほどの大人気となった。今後は、製造を委託している協力メーカーとともに順次、製造販売を行っていく予定だ。
さらに今後の可能性も広がっている。すでに研究開発が進んでいるお椀型やお箸型などへの展開や、塩味以外への応用も考えられる。
「海外ではダイエットを目的にした製品もありますし、電流によって炭酸感を増す研究をされている大学の先生もいますし、甘味を再現しようとしている先生方もいます。今、電気味覚の研究領域ではいろんな味の再現しようという取り組みがされていますが、現在のエレキソルト スプーンは、減塩食の味わいを増強する電流波形を搭載しているということなんです」(佐藤さん)
さらに将来的には、スマートフォンアプリから“増強したい味”を選んでそれをデバイス上で再現するといったことも考えられる。エレキソルト スプーンは、そんな夢のデバイスにつながる第一歩なのだ。
工事いらず、4万円の「ポータブルクーラー」で部屋はどのくらい冷やせるか? 検証してみた
一人暮らし専用、パナの食洗機「SOLOTA」の実力を検証してみた
タカラトミー「究極のおにぎり」を料亭出身の料理人と試したら? さらに美味しくするプロの技に脱帽した
家電メーカー、円安のダメージは? 現状と対策を聞いたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR