先週も、情報セキュリティインシデントを巡る記事が注目を集めた。トップ10にもランクインしたように、KADOKAWAグループの流出についての話題が続いた一方、それ以外の企業のランサムウェア被害の報告も相次いだ。
中でも大きかったのは、郵送代行サービスなどを手掛けるイセトー(京都市中京区)のランサム被害だ。同社の納税通知書などの発送を委託していた愛知県豊田市や徳島県が、数十万件にも及ぶ個人情報流出を公表している。
集計期間の都合でランク外になったが、検索AI「Perplexity」(パープレキシティ)の解説記事もよく読まれた。
このAIは、検索に特化しており、新しい情報に強いのが特徴。時事について調べたいとき、筆者はGoogle検索よりPerplexityを使うようになった。検索対象データが最新に保たれていて鮮度が高いことや、ChatGPTより間違いが少ないことが気に入っている。
仕事でもう一つよく使う生成AIはClaude 3だ。誤字脱字を探したり、長文を要約して概要をつかんだりする時にとても使いやすい。
情報を知りたい時はPerplexity、文章の編集をサポートしてほしいときはClaude 3。少し前まで毎日のように使っていたChatGPTは、全く使わなくなってしまった。
みなさんはどうだろうか?
現状の生成AIのシェアについて、米国の事情を調べてみた。
米SEO企業のFirstPageが7月1日に公表したブログによると、生成AIの米国でのシェアトップはChatGPTで、61.3%を占めている。2位はMicrosoft Copilot(15.6%)、3位はGoogle Gemini(13.3%)、4位はPerplexity(3.1%)、5位はClaude(2.5%)だ。
対象の全AIがユーザーを伸ばしており、生成AI市場全体が拡大していることが分かる。ユーザーの伸び率は、2位以下が1位のChatGPTを上回っており、今後勢力図が変わっていく可能性もある。
……という、生成AIシェアについての情報のありかも、Perplexityに教えてもらった。Perplexityは、日本語の質問をかみ砕き、英語を含むWebの最新情報から検索して分かりやすい文章で教えてくれる。便利すぎて怖い。
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