ITmedia NEWS >

2万円ちょっとの「水冷式マット」はどこまで冷える? 熱帯夜はしのげる? 検証してみたCOOL TECH(4/4 ページ)

» 2024年07月08日 18時52分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

 最後に全体を通じて、この製品の難点を2つほど。まず、付属の保冷パックです。“ふた”がネジ式ではなく、力を入れてはめ込む形のようですが、固すぎてはまりません。何かコツがあるのでしょうか。

保冷パックのふたがとにかく固くてしまらない。あと水を捨てる際に左右の出っ張りに水が残ってしまう

 もう1つは、水冷式なので仕方ない面もありますが、メンテナンスの煩雑さです。水は放置するとくさるので、毎日のように入れ替えなければなりません。電源ケーブルを外し、本体を斜めにしてバケツや大きな洗面器に水を移す方法が楽だと思います。

 また長期保管する場合は、本体とマットをつなぐチューブを外し、マット内の水も排出する必要があります。水抜きポンプは付属しています。

 少し面倒な点もあるサンコーの「冷感ひんやりマット」ですが、マット全体がしっかり冷えて、駆動音はほぼ聞こえず、モバイルバッテリーでも動く(=設置場所を選ばない)など、かなり使い勝手は良いと思います。水温調節さえ間違えなければ、エアコンの風とはひと味違った心地よさを提供してくれるでしょう。個人的には、エアコンをオフにして、扇風機と水冷マットで涼む時間を作りたいと思っています。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

あなたにおすすめの記事PR