米Googleは8月1日(現地時間)、デスクトップ版のChromeブラウザに「Google AI」と「Gemini」採用の3つの新機能を追加すると発表した。
「Googleレンズ」は2017年にモバイルアプリとして登場した、GoogleのAIが“見た”画像内の情報を検索するAI技術だ。2022年にはデスクトップ版Google検索の画像検索機能になった。
Chrome版は、検索枠(アドレスバー)の右端のアイコンとしてレンズが追加される。
これをクリックして表示しているWebページ上の調べたいもの(画像でもテキストでも動画でも)をクリックまたはドラッグで選択すると、ページの右に検索結果を表示するサイドパネルが開き、テキストや画像での説明が表示される。カラムの上部にはさらにテキストで質問を追加する「マルチ検索」のための枠も設置される。
この機能は「今後数日中に公開される最新のChromeアップデート」で追加される見込みだ。
「Tab compare」は、オンラインショッピングで複数のサイトのタブを開いて商品を比較したい場合などに、各タブの商品の概要をAIが生成して1つのタブにまとめる機能。
複数のタブを開いて行き来していると、Chromeがタブの横に比較表を生成すると提案し、これを受けると各商品のスペックや価格、レビューを1つのタブにまとめてくれる。
この機能は、「今後数週間中に、米国を皮切りに導入」される見込み。
Chromeブラウザでは[Ctrl]+[H]で訪れたWebサイトの履歴を表示する「Chrome履歴」機能があるが、より自然な会話のような方法で過去に訪れたWebサイトを検索できるようになる。
Chrome履歴を表示した状態でアドレスバーに例えば「先週見たアイスクリームショップはどこだっけ?」などと入力すると、閲覧履歴から関連するページが表示される。
なお、Chrome履歴および新機能の使用は任意のものであり、設定でオン/オフを切り替えられる。また、Chrome履歴には、シークレットモードの閲覧データは含まれない。
Chrome履歴のAI検索機能は、「今後数週間中に米国で開始」の見込み。
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