電波新聞社は8月8日、往年の名機を再現した「PasocomMini PC-8801mkII SR」を2025年春ごろに発売すると発表した。価格は3万円。
1985年にNECが発売し、当時人気を博した8bitパソコン「PC-8801mkII SR」を4分の1スケールで再現。サウンドボードII相当の機能も含めてエミュレーターで動く。
電波新聞社のソフトウェア/ハードウェア開発部門であるマイコンソフトのプログラムを「10本以上収録予定」。メニューから選んですぐに遊べる他、Micro SDカードスロットを使ってソフトを追加できる。
N88-BASICのVer.2.0を搭載し、プログラミングにも対応。その際、BASICコマンドのリファレンスをオーバーレイ表示で参照できる。
外観は、プラモデルで知られる青島文化教材社が担当。スタンドの差し替えで縦置き/横置きの両方に対応する。ミニチュアのフロッピーディスクが付属し、本体のドライブ部分に挿入/取り出しも可能だ。キーボードのカールケーブルには軟質素材を使った。
映像出力はHDMIで、電源はUSB Type-C。他にUSB3.0(Type-A)やUSB2.0(Type-A)、ヘッドフォン端子などを備える。
懐かしいパソコンを再現する「PasocomMini」はもともとハル研究所が手がけていたシリーズ。同シリーズのPC-8801mkII SRはハル研究所が開発を断念し、電波新聞社が継承することを5月に発表していた。
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