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動画カメラの“本命”か──ソニー「ZV-E10 II」はスマホ世代に向けた秀逸な入門機荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/8 ページ)

» 2024年08月17日 13時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 こちらは動物の瞳を認識したシーンだ。

被写体検出を動物にしたところ。猫の瞳をきっちり捉えてくれた
おまかせオートで撮影した黒猫。感度はISO6400(16-50m 32mm 1/60秒 F5.0 ISO6400)

 ISO感度はISO32000まで(拡張ISO感度で最高ISO102400)上げられる。

絞り優先でF8まで絞って撮影した夜景。ISO感度はISO25600(16-50m 16mm 1/10秒 F8 ISO25600)

 ソニーの画作りの特徴としてクリエイティブルックに注目したい。

 かつて「ピクチャープロファイル」という画作りのバリエーションを用意しており、今でもそれは残っているが、ソニーとしては静止画にも動画にも使える「クリエイティブルック」推しのようだ。

 代表的なものを4つ挙げてみた。特徴的なのはSH(ハイキーで明るくとる)とFL(フィルム調ということだ)だ。

クリエイティブルックの中から、標準のST、ポートレートのPT。さらにハイキーのSHとフィルム調のFLで撮り比べてみた

 SHはイマドキっぽい画作り。逆光気味の屋外で力を発揮するわけで、これなんか露出補正はかけてない。肌をぱーっと明るく撮りたいときなんかにいい。

SHで撮影。見ての通りかなり強めのハイキーになる(16-50mm 20mm 1/800秒 F4 ISO400)

 というわけで、ソニーのカメラを楽しむなら、クリエイティブルックのFLやSHあたりを使ってみるといいかと思う。

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