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動画カメラの“本命”か──ソニー「ZV-E10 II」はスマホ世代に向けた秀逸な入門機荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/8 ページ)

» 2024年08月17日 13時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 左下にある「画面調整」ボタンを押せば、背景ぼかし(絞り値のコントロール)、明るさ(露出補正)、色合い(ホワイトバランス)、クリエイティブルックの4つのボタンが下に現れる。

 この4つを平易な言葉で表示してくれるのでカメラに馴れてない人でも感覚的にセットできるのだ。

「画像調整」をオンにすると、画面下に4つのボタンが現れる
絞り値は「ぼかす」-「くっきり」のスライダーで調整。このように平易な日本語で調整できる
「クリエイティブルック」もここでかけられる

 おまかせオートといいながら、それなりにいじれるわけで、カメラについて詳しく知らなくてもいいよ、というメッセージを感じるモードだ。

 今回、縦位置にも対応。縦だとちょっとボタンのバランスがイマイチだけど、縦位置撮影(特に縦位置動画)を撮るときにいい。

本体を縦にするとタッチ操作のボタンも再配置される
縦位置で撮ってみた。美肌は「中」でかけてある(16-50mm 34mm 1/80秒 F5.0 ISO400)

コンパクトデジカメ感覚でさくっと撮れるスナップ機かも

 カメラとしては実にソニーのミラーレス一眼なので写りは優秀。前モデルに比べてちょっと画素数が増えたセンサーになっているが使っていて違いを感じることはまあないだろう。

 VLOGCAMなので、おまかせオートで撮ってみた。

 レンズはキットレンズの「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II」。IIとあるように新型になっており、前モデルよりちょっと軽くなった。薄型の電動の沈胴式パンケーキズームという特徴を活かしつつ、AF性能の向上やブリージング補正機能に対応するなど最新のボディに合わせてリニューアルされたものだ。

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