米半導体大手のNVIDIAは8月28日(現地時間)、2024年第2四半期(2024年5月〜7月)の決算を発表した。AIの旺盛な需要を追い風に、売上高は前年同期比122%増(約2倍)の300億4000万ドルと前四半期に続けて過去最高を更新した。純利益は168%増の165億9900万ドル(1株当たり67セント、非GAAPでは68セント)だった。
売上高、純利益ともにアナリスト予測(売上高は287億ドル、純利益は64セント)を上回った。
売上高は前四半期までは前年比200%以上が3四半期連続していたが、その記録は更新しなかった。
AIプロセッサを含むデータセンター事業の収益は154%増の263億ドル。総売上高の88%を占めた。
ジェンスン・ファンCEOは発表文で3月に発表したAI向け次期プラットフォーム「Blackwell」について、「サンプルはパートナーや顧客に出荷済み」だと語った。コレット・クレスCFO(最高財務責任者)は業績発表後の電話会見で「Blackwellの売上高は、第4四半期には数十億ドルに達すると予想している」と語った。
同社はまた、500億ドルの追加自社株買いを承認したことも発表した。
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