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わずか86gの4Kカメラも登場──今年の「GoPro」新製品はテイストが異なる2機種だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/3 ページ)

» 2024年09月04日 22時17分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 HERO9から始まったフォームファクターは、この13 Blackで完成したという。

フラッグシップ機「HERO13 Black」
HERO13 Blackの機能一覧。青地のものが新機能。うまくまとまっているので気になる方はぜひ凝視を

 基本性能面では5K/60fps、4K/120fpsと従来と同様だが、新たにHLG規格のHDR動画に対応。720pであれは400fpsという超スローモーション(15秒間で13倍のスローモーションとなる)撮影にも対応した。

 バッテリーは少し大きくなり、1900mAhへ。フルHD/30pの場合、2時間半以上の長時間撮影が可能になった。

 より注目したいのは拡張性。長時間撮影を行うためのドアキットは、マグネットで装着する電源ケーブルと接続。カバーを閉じたままで給電できるので過酷な環境でも外聞電源を接続して撮影できる(Contacto)。

ドアをつけかえれば、マグネットを使った電源端子で給電可能。こちらの方が防塵防滴にすぐれている

 続いてはレンズ。前面に装着するレンズモジュラー(コンバージョンレンズ)としてHBシリーズのレンズを4種類用意した。

新しくラインアップに加わった「HBシリーズ」のレンズモジュラー。HBはHERO Blackの略ですな

 超広角レンズモジュラーを付けると画角がデフォルトの155度から177度に広がる。

 今回、新たに1:1のアスペクト比が用意されたので、超広角レンズモジュラーを付けて1:1で撮れば撮影後に縦位置でも横位置でもクロップして作品にできる。これはいい。

 マクロレンズモジュラーはマクロ撮影用。AFは持たないのでマクロレンズモジュラーのリングを操作してフォーカスを合わせる(ピーキング機能付き)。

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