NDフィルターは4パック。ND4からND32まで用意されており、昼間でもわざとシャッタースピードを落とす、あるは明るすぎてシャッタースピードが上がりすぎるときなどに使える。
4つめはアナモフィックレンズモジュラー。映画のようなより広いアスペクト比の動画をクロップせずに撮影できるレンズ。
これらのレンズは装着すると自動的にカメラに認識されるため、いちいち設定する手間がないのもいい。
発売はアナモフィックレンズが2025年、それ以外は今年秋を予定している。
続いてはマウント。
折り畳み式のマウントフィンガー(いわゆるGoProマウント)、マウントフィンガーを折り畳んだ時に使える1/4インチの三脚穴に加え、GoProでもとうとうマグネットを使ったマウントが追加された。
実際に使ってみないとなんともいえないが、GoProマウントは着脱するのにネジを外したり付けたりせねばならず、頑丈で外れないというメリットはあるものの、付け替えが多いときに面倒だ。
マグネット式ラッチマウントはマグネットと爪で固定するので着脱がすごく簡単。装着用のアクセサリーを複数用意してその都度必要な場所に付け替えて撮影するときに便利そうだ。
バッテリー内蔵グリップやライトなどVlog向けのCreator Editionでもマグネット式ラッチマウントを採用している。
GoProの特徴を考えると、複数のレンズモジュラー、マグネット式ラッチマウント、マグネット式の電源(Contacto)などはより利用範囲を拡げ、使いやすくするよいアップデートだと思う。
最後に内蔵GPSの復活。前モデルで省かれてしまった内蔵のGPSが復活した。
撮影した動画に位置情報が付加されるので素材の管理に役立つほか、そのデータを動画にオーバーレイできるので、ルートや速度を付加したビデオを作れる。
価格と発売日だが、新ラインの「HERO」は9月22日発売予定で、参考価格は3万4800円、フラッグシップモデルの「HERO 13 Black」は9月10日発売予定で参考価格は6万8800円となっている。
超小型軽量(+シンプルで低価格)で装着の負担なく自由に扱える「HERO」か、より高性能で拡張性が上がったHERO 13 Blackか。自分が撮りたいシーンに応じて決めたい。
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