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「ワニワニパニック」開発、バンナム石川祝男氏死去 スリッパと段ボールで試作しプレゼン

» 2024年09月25日 11時32分 公開
[ITmedia]

 バンダイナムコホールディングスは9月24日、同社の元社長で、「ワニワニパニック」開発者としても知られる石川祝男(いしかわ・しゅくお)氏が9日に死去したと発表した。69歳だった。

画像 石川氏
画像 現代でも現役の「ワニワニパニック」(公式サイトより)

 1978年に関西大学を卒業し、ナムコ(現バンダイナムエンターテインメント)に入社。ナムコの業務用ゲーム機部門所属時に「ワニワニパニック」(1989年稼働開始)を企画した。

 企画立案当初はなかなか承認が降りず、「スリッパとダンボールで作った試作品でプレゼンして製品化にこぎ着けた」という。

 2005年にバンダイとナムコが経営統合し、バンダイナムコグループが設立されたが、10年3月期に多額の損失を計上。石川氏はバンダイナムコHDとバンダイナムコゲームスの社長として改革を行い、現在もグループの中核である「IP軸戦略」を掲げて業績を回復させた。

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