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日本で「Apple Intelligence」を使う方法 英語設定なら試せる

» 2024年10月29日 11時51分 公開
[岡田有花ITmedia]

 米Appleは、10月28日(現地時間)に配信を始めた「iOS 18.1」で、生成AIを使ったパーソナルインテリジェンスシステム「Apple Intelligence」β版の提供をスタートした。

 日本での対応は2025年の予定だが、現時点でもデバイスとSiriを米国英語に設定すればウェイトリストに登録でき、しばらく待てば利用できるようになる。

 対応デバイスは、iPhone 15 Pro/15 Pro Maxと、iPhone 16シリーズ、M1以降のiPadシリーズ、Macシリーズと、iPad mini(A17 Pro)。

画像 iPhone 16 Proで「iOS 18.1」にアップデートすると設定に「Apple Intelligence」が現れるが、日本語では利用できない
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日本でApple Intelligenceを使うには

 現時点でApple Intelligenceを使うには、端末とSiriの言語設定をアメリカ英語にし、Settings(設定)画面から「Apple Intelligence & Siri」を選んでウエイトリストに登録する。

画像 英語設定ならウェイトリストに登録でき、利用を開始できる

 受け付けられると通知が届き、利用を始められるようになる。筆者は29日(日本時間)午前11時ごろに登録し、11時20分ごろに受付が完了した。

電話アプリ録音の文字起こしなど

 Apple Intelligenceは、生成AIを使って文章を自動で編集・要約したり、写真を検索・編集したりできる機能。多くのモデルをデバイス上で処理するため、プライバシーに配慮しているのが売りだ。

画像 電話の文字起こしなどが可能に

 具体的には、メールやメモなどのテキストを要約したり「簡潔」「フレンドリー」などの雰囲気に調整できるツールや、電話アプリの録音・文字起こしができる機能、写真の背景から不要なものを削除する機能、急ぎのメールを「優先メッセージ」として表示する機能、Siriによりパーソナルな応答をしてもらう機能など。

 一部の機能は日本語版のiOS 18.1でも利用できる。今後も機能を追加していく予定だ。

【訂正:2024年10月30日午前10時40分 タイトルと本文の一部を修正しました】

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