米Blueskyは11月15日(現地時間)、新規ユーザー登録が急増する中、「生成AIとユーザーデータに関するスタンス」について説明した。
「多くのアーティストやクリエイターがBlueskyを拠点としており、他のプラットフォームが彼らのデータでトレーニングすることに対する懸念を耳にしている。Blueskyは、皆さんのコンテンツを生成AIのトレーニングに使用していないし、今後そうするつもりもない」と公式アカウントでポストした。
競合する米Xはプライバシーポリシーで、ユーザーの公開データをAIトレーニングに使うと明記している。米MetaのThreadsや米MicrosoftのLinkedInもAIトレーニングにデータを使うとしている。それぞれ、オプトアウトする方法も説明している。
Blueskyは、人間によるコンテンツモデレーションのサポートと、Discoverフィードで表示するポストのアルゴリズムでAIを使っている。
Blueskyにはここ数カ月、Xからのユーザー流入が続いており、ユーザー数が1700万人を超えた。この大幅なユーザー流入で、プラットフォーム上のスパムや詐欺、荒らし行為も急増し、1時間当たり約3000件の報告を受けているという。
これに対処するため、「モデレーションチームを最大限まで増強し、この負荷に対応するために新しいチームメンバーを採用する」という。
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