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ニコン「Z50II」はなんだか“ちょうどいい”デジ一眼 価格も手頃なスタンダード機の実力は?荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/8 ページ)

» 2024年11月30日 13時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

イメージングレシピを登録して使ってみる

 まずはイメージングレシピである。

 その手順はちょっとわかりづらい。

 まずカメラをWi-Fi経由でNikon Imaging Cloudに接続する。なのでWi-Fi環境が必要だ。イメージングレシピはカメラが直接クラウドからダウンロードする設計になっているので、この作業は欠かせない。

 カメラ側でNikon Imaging Cloudをオンにして、Wi-Fi環境に接続。このとき、SnapBridgeでスマートフォンと接続していたらそっちをオフにする(同時利用はできない)。

ネットワークメニュー。Nikon Imaging Cloudとスマートフォンと接続(SnapBridge)は排他的利用となる

 続いてスマートフォン(やパソコンのWebブラウザ)でNikon Imaging Cloudにログインし、カメラを登録して両者をリンクさせる。

一度カメラを接続すると、画像転送・イメージングレシピなどの機能を使える

 その作業が終わったら、使いたいイメージングレシピを選んでカメラに登録する。この時点ではまだカメラには転送されてない。

使いたいレシピをセット。そののち、カメラ側でそのレシピを転送して使えるようになる

 カメラ側でWi-Fiにつないでクラウドと同期してカメラ側にそれが転送されるのだ。

 Nikon Imaging Cloudがスマートフォンを介することなくカメラとクラウドを直接Wi-Fi経由でつないで画像を転送したりファームウェアのバージョンアップをしたりイメージングレシピをやりとりする仕様になっているからだ。

 これはちょっと手順が煩雑で分かりづらい。

 とりあえず、2つほどダウンロードして使ってみた。

 イメージングレシピは「クラウドピクチャーコントロール」として登録されるので、ピクチャーコントロールボタンを使って呼び出すことができる。

登録したレシピは「クラウドピクチャーコントロール」にセットされる
ピクチャーコントロールボタンから呼び出すことができる。クラウドアイコンが目印

 そして撮ったのがこちらだ。イメージングレシピはクリエイターズカラーグレーディングから「SetouchiBlue_Noci」を採用。

「SetouchiBlue_Noci」で撮影した東急世田谷線。柔らかくてちょっと青みがかったいい雰囲気が出た(16-50mm 50mm 1/400秒 F7.1 ISO100)

 カメラと直接クラウドをつなぐという考え方はわかるけど、一般的なユーザーからすれば、「なぜスマホ上で完結できない?」と思う。

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