他にも首を傾げる場面がありました。例えば「トップテン」に入った「界隈」。受賞理由には「同じものが好きな人同士でつながって楽しむような意味合いで、『界隈』が使われ始めた」とあるので「新語」枠なのかと思います。それを「いち早く報じた」として、毎日新聞デジタル報道グループさんが受賞しました。
でも、毎日新聞の方も言っていましたが、「界隈」はけっこう前からある言葉です。以前はオタク用語、あるいはネットミームでしたが、ここ数年は世間に広がっていたと思います。
「ニコニコ大百科」に「ふぁぼ界隈」という用語が登録されたのは11年前の2013年。ITmedia NEWSでは2019年から「この頃、セキュリティ界隈で」という連載をやってます。いち早く連載にしました。
あるいは審査員界隈では新しい言葉だったのかもしれませんが、どうも近年は「新語・流行語大賞」と世間の認識にズレが生じているような気がしてなりません。もしかして、界隈の方々は、都営バス風のタイムマシンに乗ったりしました?
【訂正:2024年12月4日14時42分更新 ※Google Trendsの説明に誤りがありました。12件ではなく、インデックスした検索関心度(最も高い場所を100とする1〜100)で12でした。訂正いたします】
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