3人目は、あすけんのAndroidアプリの開発を行っているというとみーさん(仮名)。30台前半の男性で、趣味はゲームやアニメとのこと。あすけんの目標は現状維持に設定している。これまでのITエンジニア2人は未来さんを泣かせずに済んでいるが、とみーさんの結果はどうだろうか。
朝食は、コーヒー1杯に、しらすや海苔、チーズを載せたトースト1枚だった。
これに対し、未来さんは「控えめの食事」との評価。「朝食を食べない人は高血圧になりやすい」としつつ、「朝はどうしても量を食べられない、という場合は無理をせずにこのまま続けてください」とフォローした。
昼には、豚肉や小松菜などが入った炒め物と白米を食べた。これに対し、とみーさんは「いつもより品数は少なめだった」と振り返った。
一方、未来さんは「野菜が多めの食事ができましたね」とのコメントだった。その分、次の食事では「脂身の少ない肉・魚・お豆腐などのおかずを中心にしっかり目に食べても大丈夫」とアドバイスした。
夕食は、ビビンバ、みそ汁、レンコンと人参のきんぴら。その後、間食としてバターサンドを1つ食べ、コーヒー1杯を飲んだという。
間食は初の登場となったが、未来さんがこの日1日の食事に付けた健康度は64点。両手を合わせ、笑顔を見せた。全体的にヘルシーメニューが多かったためか、間食を合わせても「摂取カロリーはちょうど良い」との評価だった。
この日の食事について、とみーさんは「いつもよりは品数少なめの日だった」と振り返った。また、食べ過ぎた翌日はご飯を半分にするなど、全体のカロリーを気にしながら、数日で調整するようにしている」とのことだった。
検証では、askenのITエンジニアは3人とも“あすけんの女”こと未来さんを泣かせることなく、中には高評価を獲得する人もいた。食事管理アプリの健康的なイメージを裏切らない結果となったが、これに対し、askenの広報担当者は「傾向として、食生活を意識している社員は多いと思う」と語った。社内であすけんを活用して食事内容を改善するイベントを開催するなど、健康や食生活を意識する機会が多いという。
一方、今回はバランスの取れた食事をしていたaskenのITエンジニアだが、未来さん泣かせてしまった経験もあるという。例えば、りょーちんさんは「仕事に集中していて、夕食だけになってしまったため、未来さんを泣かせてしまった経験がある」とのこと。他にも、ナギさんは「飲み会の後は未来さんを泣かせてしまいがち」と教えてくれた。
不摂生な食事をしがちな記者からすると「良かった。あすけんの中の人も完璧じゃないんだ」と勇気付けられるコメントだが、検証を通して見てきた食事に対するさまざまなアドバイスを踏まえると、1食だけに着目するのではなく、数食単位、数日単位で食生活を見直していくことが大切なようだ。年末年始を迎え、暴飲暴食をしがちな時期になっている。健康面で痛い目を見て“自分が泣く”ことのないよう、あらためて食事に意識を向けてみても良いのではないだろうか。
牛丼をグラノーラと誤認識 健康管理アプリ「あすけん」が“おわび”
健康管理アプリ「あすけん」、小中学生に無料アカウント発行へ 夏休み期間限定で
「ポケモンスリープ」と食事管理で“ダイエット効果”は2倍に 大規模調査で明らかに
原因は“伝言ゲーム”? クレカ表現規制で赤松健氏、山田太郎氏らが集会 規制の背景や国内外の現状を解説
ケンタッキーの福袋、事前予約を一時停止 原因は「オーダーシステムの不具合」 復旧のめど立たずCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR