フリート車両によるタクシー事業への道のりは遠いのかもしれませんが、個人ユースの範囲内でのロボタクシーが実現するだけでも、われわれの生活は大きく変わる可能性があります。
例えば、朝、最寄りの鉄道駅まで愛車で出かけ、そのまま電車にのって出勤するものの、愛車は、自動運転で自宅のガレージに帰ります。そして、仕事が終わり、最寄り駅に到着する時間を目指して、愛車が迎えに来てくれる。そんな生活が可能になるのかもしれません。
今回のイベント動画には、ドジャー・スタジアムやロサンゼルス空港の巨大な駐車場が緑豊かなスペースに変わるCG画像が示されていました。ロボタクシーが実現することで、駐車場というスペースが不要になり、都市部の緑化を推進することができるという主張です。
先日、クルマ好きの友人との会話で「自動運転のクルマなんて面白くないだろ」という話になりました。確かに、筆者は「クルマ好き」というより「運転好き」な一面があるので、Cybercabのようなハンドルのないクルマには興味がわかないのかもしれません。
ただ、選択肢が増えるというのは素晴らしいことで、今は興味が無くとも、いざ免許の返納というXデーを迎えたその日には、移動の自由を確保するために、3万ドル(約450万円)を捻出してCybercabを購入するかもしれません。Cybercabの日本導入が早いか、筆者のXデーが早いか、We, Robotのイベント動画を見ながらそんなことを考えました。
著者プロフィール
音楽制作業の傍らライターとしても活動。クラシックジャンルを中心に、多数のアルバム制作に携わる。Pure Sound Dogレコード主宰。ライターとしては、講談社、KADOKAWA、ソフトバンククリエイティブなどから多数の著書を上梓している。また、鍵盤楽器アプリ「Super Manetron」「Pocket Organ C3B3」「Alina String Ensemble」などの開発者。音楽趣味はプログレ。Twitter ID: @yamasakiTesla
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