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「消えなかった」赤いきつねCM 炎上でも“キャンセルしない”先例かNEWS Weekly Top10

» 2025年02月25日 17時48分 公開
[岡田有花ITmedia]

ITmedia NEWS Weekly AccessTop10 2月15〜21日

順位
記事
ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2月15〜21日までの7日間について集計し、まとめた。

 先週のアクセス上位には、新型スマートフォン「iPhone 16e」に関する記事が複数入った。廉価版という位置付けながら、最小スペックモデルでも約10万円。「廉価版なのに高すぎる」「誰が買うんだろう」と多くの人が驚いたようだ。

 9位は、東洋水産の「赤いきつね」(正式名称:赤いきつねうどん)を宣伝するアニメCMの炎上騒ぎについての記事だ。

 CMは、女性がテレビを見て涙を流しながら赤いきつねを食べるシーンを描いたもの。女性が頬を赤らめながら食事をする姿が「性的」「不快」など批判の声が一部で上がった。

 記者は女性だが、このCMはあまり好きではない。性的……とまでは言わないが「女の一人暮らしで、こんな食べ方しない気がする」と違和感が強かった。ただ同じ女性でも「違和感はない」「性的と感じない」と表明する人もおり、感じ方は多様だ。

「赤いきつねうどん」アニメCM(1/3)
「赤いきつねうどん」アニメCM(2/3)
「赤いきつねうどん」アニメCM(3/3)

 このCMを巡る炎上騒動はさまざまなメディアに取り上げられ、多くの人が知ることになった。CMを巡ってこうした騒動が起きた場合、“火元”となったCMを削除して収束を図る企業がほとんどだ。

 だが東洋水産はCMを取り下げず、Xで公開し続けている。「映像に生成AIを使っているのでは」という疑惑も出たが、制作会社のチョコレイトはこれを真っ向から否定する声明を出した。

 広告などの表現がネットで炎上すると、その表現の妥当性が検証されることなく取りあえず取り下げる……“キャンセルカルチャー”と呼ばれる動きが広がっている。だが今回の例はそれに抵抗し、表現を守ったケースと言えそうだ。

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