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「OM-3」は予想以上に“OM”だった? 半世紀前のカメラにそっくりなレトロボディ+最新機能という魅力荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/8 ページ)

» 2025年03月29日 08時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 OM-5では搭載されなかった被写体検出AFにも対応している。このあたりはOM-1 Mark II準拠なのだ。

被写体検出は6種類。乗り物や野鳥に力を入れているのがよく分かる並びだ

 連写もメカシャッターの連写速度こそOM-1 Mark IIに劣るが(秒10コマvs6コマ)、電子シャッター時は秒20コマ、超高速連写だと秒50コマまでいける。

列車モードにして望遠でこちらへ走ってくる急行をAF-Cで狙ってみた。こういうカットを連写するには実によい(40-150mm 150mm 1/1000秒 F4.0 ISO200)

 ISO感度設定もOM-1と同等、標準でISO25600まで、拡張ISO感度で102400まで上げられる。

 ボディのデザインからして超望遠ズームをつけて鳥を撮る、的な使い方には向かないが(グリップもないし、別売りのグリップも用意されてない)、40−150mm F4のコンパクトな望遠ズームを付けてちょっとした望遠撮影を楽しむには良い。

OM-3に「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO」を装着。沈胴式なので実にコンパクトながら写りもよく、これで35mm判換算で300mm相当までいける。OM-3で望遠撮影するならこれがいい
150mmで雀。鳥検出AFで撮影(40-150mm 150mm 1/1000秒 F4 ISO200)

 フィルム一眼レフライクなボディだが、上から見ると普通にOMシリーズのミラーレス一眼だ。右肩に撮影モードダイヤルと2つの電子ダイヤルで片方は中央にシャッターボタンがある。どうせならネジ穴を切ってケーブルレリーズ対応にすればよかったのにと思うくらい。

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