サードウェーブは3月31日、同業他社から不当な営業妨害行為があったと公表した。同社は、ゲーミングPCの製造販売事業手掛けるHibis(埼玉県朝霞市)を名指しし、視聴者に誤解を与えるような動画を公開したと説明。これに対して、Hibisはこの行為を認め、サードウェーブに謝罪したとしている。
発端となったのは、Hibisの元役員が公開した「ドスパラの闇 このゲーミングPCはやめとけ」「ドスパラの残念PCについて考える」と題した動画だ。この動画は、サードウェーブのPCモデルのパフォーマンスをPCゲーム「フォートナイト」を通じて検証する内容だった。
Hibisの元役員は、Hibisの社名を伏せた状態でこの動画を公開し、あたかも第三者が公開したものであるかのように装っていたという。また他にも、同一条件ではないにもかかわらず、価格比較を行う動画もあったという。
サードウェーブはこの件について調査を進めたところ、Hibisの関与が明らかに。この動画について、Hibisは「これはドスパラ様の知名度を利用し、かつ不適切なタイトルを付けることで再生回数を稼ぎ、自社サイトへの誘導を通じてPCの販売につなげることを目的にしていました」と説明。Hibisは一連の行為を正式に認め、サードウェーブに対して謝罪した。
「弊社は今後も、根拠のない誹謗中傷や不当な営業妨害行為に対しては、毅然とした対応を取っていく。また、同様の事案が再発しないよう強く望むとともに、引き続き皆さまに信頼される製品・サービスの提供に努める」(サードウェーブ)
Hibisも自社のWebサイト上に謝罪文を掲載。一連の行為について謝罪している。
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