――ところで先日行われた宝塚記念が終わりましたが、今回の結果は?
ヤナシ社長:当たったと思ったのですが、4着-2着でした(笑)。ただ、netkeibaでも指標が見えるように、私のスコアだと勝率が一定を超えているAIで作成したオッズと実際のオッズの差が120%になっているので、11番人気のショウナンラプンタを本命にしていました。
――結果として、ショウナンラプンタは人気以上の結果を残しました。予測そのものは正解だったと思うのですが
ヤナシ社長:その通りです。馬券の的中はいろんな要素が絡み合った結果ですし、妙味を取るこういう戦略は回数を重ねるしかありませんね。個人的には、ドゥレッツァ(4番人気)、アーバンシック(6番人気)、レガレイラ(2番人気)あたりを無印にしている部分は評価いただきたいポイントです!
これらの馬を軽視した(期待値が低いと判断した)点は、AIの分析が機能した証拠だと思います。AI予想の真価は単発の的中よりも、長期的な期待値の精度にあると考えています。当てることに拘り過ぎると回収率は確実に80%未満に収束していきますからね。
――今回の結果から、どのような検証・分析を行う予定ですか?
ヤナシ社長:まず重要なのは「なぜその結果になったのか」を徹底的に分析することです。私の生成系競馬予想で重視していた特徴量が実際のレース結果とどう相関したか、プロオッズと実際のオッズの乖離(かいり)がどう的中に影響したかを数値的に検証します。
特に宝塚記念のような大レースでは「大舞台での経験値」「ファンの心理的要因」といった、数値化しにくい要素も勝敗に大きく影響します。今回の結果を踏まえて、これらの見えない特徴量をどうAIに学習させるかが次の課題ですね。
――最後に、AI競馬予想の未来について一言お願いします
ヤナシ社長:AI技術の進歩は目覚ましく、競馬予想の可能性もまだまだ広がっていくと確信しています。ただし、技術だけでは限界があります。人間の洞察力、競馬への愛情、そしてファンの皆さんとの対話──これらとAIを組み合わせることで、価値のある生成系競馬予想を続けたいですね。
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