スバルは7月9日、有人戦闘機とともに行動し、その任務を支援する無人航空機の一つ「遠隔操作型支援機」の実験機を、防衛装備庁に納入したと発表した。実物の画像や、実験機による編隊飛行の様子を収めた動画も公開している。
実験機は薄いグレーのような明るい色で、機首や主翼・尾翼の縁のみ橙色に塗り分けられているように見える。動画を見るに、大きさは成人男性と同程度とみられる。動画では離着陸や編隊飛行の様子が確認できる。
防衛装備庁は有人航空機と連携して飛行する無人航空機の技術開発を進めており、遠隔操作型支援機もその一つ。パイロットが自機を操縦しつつ複数の無人機を管制する技術や、有人機や他の無人機の情報から、無人機の飛行経路を自律的に算出する技術を研究しているという。
防衛装備庁は今後、スバルによる支援のもと、複数の実験機を使った任務を模した飛行試験などを実施。無人機の実現に向けて研究を進めるという。
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