日本マクドナルドは8月7日、「ハッピーセット」に付属するおもちゃなどの商品について、メルカリと連携し、商品発売前後の注意喚起や権利侵害品への対応を強化すると発表した。あわせて「商品の転売または再販売、その他営利を目的としたご購入や食べきれない量のご注文はご遠慮いただきたい」と呼び掛けている。
【編集履歴:2025年8月8日午後1時26分 当初、タイトルを「メルカリとマクドナルド、ハッピーセットの転売対策で連携 8日発売の『ポケモン』は?」としていましたが、追加の取材に基づき変更いたしました。また、あわせて1段落目を一部修正いたしました】
具体的には、日本マクドナルドがハッピーセットなどの特定の新商品について、店舗での販売個数制限といった対応を取る他、メルカリに対する情報共有を行う。メルカリは提供された情報に基づき、アプリ上で注意喚起を行うほか、利用規約違反の出品について削除対応を取る。連携は今後、随時実施する見通しで、8日に発売されるハッピーセット「ポケモン」に対しても対策を行う。
削除対象となる例としては、「悪質な詐欺行為に該当する出品」や、「権利者の許諾なく、Webサイトなどから転載した画像を使用している出品」を挙げている。新発売のハッピーセット「ポケモン」のおもちゃが対象となるかは明らかにしていない。
日本マクドナルドを巡っては、ハッピーセットの付属品を巡る高額転売が度々問題となっている。同社は「転売目的の購入はご遠慮ください」として購入制限を設けるなどの対応を取ってきたものの、5月に発売された「ちいかわ」や「マインクラフト」のハッピーセットでは、メルカリなどのフリマサイトでおもちゃが高額で取引されるケースが続出。ネット上では「子どもが買いづらいのはかわいそう」「転売目的の購入を防げる強い制限が必要では」などの声が上がっていた。
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