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ニトロプラス、同人誌活動も過度の営利性がなければ許容 「見本として1部送って」

» 2025年08月18日 22時58分 公開
[本田亜友子ITmedia]

 ニトロプラスは8月18日、同人誌など二次創作活動について、過度な営利性がないと判断できればファン活動として許容すると表明した。同人誌は見本として1部送ってほしいとしている。

(出典:X)

 現在の2次創作に関するガイドライン「同人グッズ、コスプレ、痛車、フィギュア等の二次創作活動について」では、同人誌活動の内容をそのまま適合させるのは困難な事例があるという指摘に応えたもの。「特殊な実態があることを鑑み、取引実態に即し、包括的に判断した上で、概ね過度な営利性がないものと判断しうるような事例については、従来通り、その活動についてファン活動の範囲内の行為として許容いたします」としている。

 また同人誌活動に限らず、ファンによる二次創作活動を応援していると重ねて表明。「よろしければ、見本として同人誌等を1部お送りいただければ幸いです」という。

 同社の二次創作ガイドラインでは、1)創作性があること、2)直接販売であること、3)販売数量の総累計数が200個以内であること、4)売上予定額が小規模(10万円以下)であること――などを満たすものは許容すると明示。販売規模が規定を上回るものは別途版権利用料(ロイヤリティ)を支払うアマチュア版権申請を行うことになっている。

ニトロプラスの声明(出典:ニトロプラスのWebサイト
「同人グッズ、コスプレ、痛車、フィギュア等の二次創作活動について」の一部(出典:ニトロプラスのWebサイト

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