スマート仏壇の開発・販売を手掛けるCOHACO(東京都目黒区)は9月1日、スマート仏壇「コハコ」の最新モデルを発表した。同時に葬儀社「さがみ典礼」などを運営するアルファクラブ武蔵野(埼玉県さいたま市)に、コハコの権利を譲渡したことも明らかにした。
コハコは、ITやAIの技術を活用し、これまでにない弔いの形を実現するという仏壇。コハコの前で立ち止まると人感センサーが反応して起動し、故人の名前を呼ぶと音声認識によりディスプレイに遺影や思い出の動画を表示する。タッチセンサーに触れると“おりん”の音が響く。
故人が生前に残した「タイムメッセージ」を再生する機能もある。設定された日時になるとメッセージをコハコにダウンロードして通知。ユーザーはタップ操作でメッセージを再生できる。
画像や動画は、スマートフォンなどから専用の「コハコサーバー」に送信しておく仕組み。コハコもWi-Fiを内蔵しており、アップデート情報を受け取るとデータを自動でダウンロードする。
開発元のCOHACOによると、将来的には「故人と会話できるAIサービスとの連携」を可能にする予定。「仏壇を、ただ祀るだけの存在ではなく、心をつなぐ“ハコ”として再定義したい」としている。
コハコは9月10日と11日に有明GYM-EXで開催される「エンディング産業展2025」で、アルファクラブ武蔵野ブースの特設コーナーに展示される。
呼びかけると遺影が出現、スマート仏壇「コハコ」 コンセプトモデル公開
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