米Googleは9月30日(現地時間)、Google検索の「AIモード」をアップデートし、会話的な質問テキストで画像を検索できるようにしたと発表した。衣服や家具などを検索した場合は、検索結果からショッピングに移行できる。まずは米国の英語版で今週中に利用可能になる予定だ。
例えば、新しいデニム(ジーンズ)を探す場合、アパレルサイトでスタイルや色、サイズ、ブランドをテキストで指定して探す代わりに、AIモードで「ゆったりしすぎないバレルルックデニム」などと入力することで、AIモードが候補の画像を複数表示する。
AIモードでは会話的な検索が可能なので、この結果に対して「裾がもっと長いものを」などと入力し、候補を絞り込める。
気に入った画像が見つかったら、そこからアパレルサイトなどに移行し、その画像のデニムを購入できる。(前日に米OpenAIが発表した「Instant Checkout」とは異なり、商品購入はGoogle検索内ではなく、販売元のWebサイトに移行する。)
Googleによると、既に500億件以上の製品リストを備えた“ショッピンググラフ”があり、毎時20億件以上の商品リストが更新されているという。
このビジュアル検索機能は、Google Lensと画像検索による視覚的理解力と、Gemini 2.5のマルチモーダル機能および言語機能の組み合わせに基づいている。「query fan-out」アプローチを基盤とした新しい「visual search fan-out」技術により、画像に何が写っているかをより深く正確に理解することが可能という。
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