noteは10月7日、2025年11月期第3四半期累計の連結業績(24年12月1日〜25年8月31日)を発表した。売上高は30億4600万円(前年同期比23.8%増)、営業利益は1億2700万円(同271.3%増)、純利益は2億1200万円(同344.2%増)で増収増益に。この結果を受け、通期業績予想を上方修正した。
業績好調の要因は、コンテンツ投稿サービス「note」事業。第3四半期のnote内の流通総額は55億3700万円(前年同期比27.4%増)と伸長した。8月末時点でのnote累計会員登録者数は1052万人、公開コンテンツ数は6407万件に及び、ユーザー・コンテンツ共に増加傾向にある。
noteは伸長の理由について、生成AIの存在を挙げている。生成AIによって、創作のハードルが低下しクリエイターが増え、創作の効率も上がってコンテンツも増加。読者とコンテンツのマッチングにもAIを活用しており、購読・購買も増したという。AIがサービス全体の成長に寄与しており、今後もこのトレンドが継続すると見込んでいる。
他にも法人向けサービス「note pro」事業も契約件数が1000件を超えた。AI事業者に対してnoto上のコンテンツを提供し、その対価をクリエイターに還元する新規事業も準備中で、複数のAI事業者と交渉を進めているという。
これらの要因から、通期業績予想の上方修正も発表。上方修正後の通期業績予想は、売上高は41億2500万円(1億1500万円増)、営業利益は2億円(1億4000万円増)、純利益は3億3000万円(2億2000万円増)に設定した。
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