ニトロプラスは10月6日、オンラインゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」(とうらぶ)の新グッズの販売方法を変更すると発表した。中身が見えないパッケージによるランダム販売を予定していたが、顧客からの要望を受けて、これを変更。予約受注販売に切り替えるとともに、商品の価格を値上げする。
販売方法が変わったのは、キャラクターをモチーフにしたぬいぐるみ「刀剣乱舞 めでぃぬいこれくしょん」だ。当初は価格1980円で、全6種のランダム販売としており、ネット上で予約を始めていた。しかし「1980円のランダム販売は高い」「ぬい系(注:ぬいぐるみ系商品)ランダムは正直ファンのことをばかにしてるのかなと思う」「高額転売にもつながる」など、ファンからは反発する声が相次いでいた。
これらの声を受け、ニトロプラスは販売方法の変更を決定。販売を一時停止し、後日改めて受注販売を行うと発表した。この変更に伴って販売価格も変わり、1体当たり2640円になるとも説明している。
「製造コストおよび流通体制の見直しにより、新しい販売価格は1体2640円とさせていただく予定でおります。お客さまにご負担をおかけすることとなりますが、品質維持と安定供給のための調整として、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます」(ニトロプラス)
キャラクターグッズのランダム商法を巡っては、キャラクターグッズの制作を手掛けるグレイ・パーカー・サービス(東京都中央区)も、人気漫画「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」の新商品の販売方法を変更すると発表。こちらも転売などを懸念する顧客からの要望を受け、ランダム販売から全種を同梱したコンプリートボックスの受注販売のみに切り替えるとしていた。単品販売も今後行う予定だ。
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