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くら寿司、SNSの“しょうゆぺろぺろ動画”に声明 「すでに特定済み」 “迷惑行為を把握する環境”も構築済み

» 2025年10月14日 17時38分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 くら寿司は10月14日、山形南舘店で発生した迷惑行為について声明を発表した。11日ごろ、女性の利用客がレーン上のすしを素手で握ったり、しょうゆボトルをなめたりする行為を収録した動画がSNSで拡散。問題行為として物議を醸していた。

くら寿司の声明

 くら寿司はこの動画を受け「当該店舗の商品は、すぐに全てを入れ替えるとともに、備品についても、これまで通り、利用者が入れ替わるたびに交換し、消毒を行っている」と声明を発表。実行者もすでに特定済みで、警察とも相談し対応を進めていると明かした。

 くら寿司では2023年ごろにも、利用者が悪質な迷惑行為を行い、その様子をSNSで配信する事件が発生。民事・刑事の両方で厳正に対処する方針を取っていた。今回の案件についても「飲食店として、許される行為ではなく、厳正な対応をしていく予定」と発表している。

 このような迷惑行為の対策として、くら寿司では23年に「新AIカメラシステム」を全店舗で導入していた。回転レーン上に設置したAIカメラがすしを覆うカバーを監視し、不審な開閉を検知すると責任者などへ連絡が届くという仕組みだ。今回の声明でもくら寿司は、IT機器を活用した“迷惑行為を把握する環境”を構築していると明かしており、利用者には「安心して店舗を利用してほしい」と訴えている。

「新AIカメラシステム」のフローイメージ
「抗菌寿司カバー」で覆われたすし

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