いわゆる“ガラケー”でPC向けサイトを閲覧できる「フルブラウザ」と呼ばれるアプリ「jigブラウザ」が2026年3月31日、NTTドコモのiモード終了とともにサービスを終了した。
開発元であるjig.jpの創業者・福野泰介さんがXで終了を報告すると、かつての利用者から感謝と懐かしむ声や、スマホ時代にも運営を続けていたことへの驚きの声が相次いだ。
“ケータイでできるインターネット”ことiモードは1999年に登場。当時は通信料が従量制課金だったが、04年6月にiモード通信の定額制「パケ・ホーダイ」が始まり、iモードアプリ経由ならパケット料金を気にせずにWebブラウズできるようになった。
このため同社は、iモード用「iアプリ」として「jigブラウザ」を04年10月にリリース。PCサイトをiモード携帯で、定額料金内で見やすく表示できるとあり、「思わぬ大きな反響にサーバーが追いつかず、ウェイティングリストに登録いただく」ほど人気だったという。
その後もバージョンアップを重ね、アプリ内プラグイン「jiglet」の搭載や、ドコモ/au/ボーダフォン(現在のソフトバンク)の3キャリア対応、WebKitによるJavaScript・CSS対応などを実装。2012年までに累計900万以上のユーザーが利用していた。
福野さんは最終日のブログで、久しぶりに動かしたガラケー上のjigブラウザの動画を公開し、「お使いいただいた、すべての方に感謝です」とコメント。Xでの反応はその言葉への返礼のように「ありがとうございました」などの感謝で埋まった。
jig.jpは2022年12月、東証グロースに上場。現在は、ライブ配信サービス「ふわっち」事業が売上の9割以上を占めている。2026年2月には、ARグラスブランド「SABERA」を始動した。福野氏は代表権のない取締役に退いている。
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当時は“世界最先端”だった――日本の「ケータイアプリ」の歴史を開発目線で振り返るCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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