JR東、「QR乗車券」のイメージ公開 27年春から磁気を一部廃止に(1/2 ページ)
JR東日本は6月9日、近距離乗車券を2027年春からQR乗車券に置き換え、磁気乗車券を廃止すると発表した。あわせて、「みどりの窓口」業務に生成AIを導入する実証実験も7月に行う。
QR乗車券は、現行の小型券(30×57.5mm)から大型券(57.5×85mm)に大型化する。磁気乗車券は改札機に投入する方式だが、QR乗車券はリーダーにかざす方式となるため、かざしやすさを考慮した。磁気層をなくすことで、使用後のリサイクル処理における環境負荷の軽減にもつながるという。
JR東日本など鉄道事業者8社は24年5月、磁気乗車券からQRコードを使った乗車券への置き換えなどを発表しており、今回はその具体策の一つとなる。
あわせて、「みどりの窓口」の係員業務を生成AIで補完・支援する新サービス「みどりの窓口AI対応サービス(仮称)」の実証実験を、NEC、Gen-AX(東京都港区)と共同で実施することも明らかにした。
実証実験は、立川駅で7月20日~22日、大宮駅で7月23日~25日に行う。両駅のみどりの窓口にそれぞれ2台程度の実証機を設置し、利用者に実証スタッフが個別に協力を依頼する。AIは要望の整理・確認までを担い、発券は窓口係員が対応する。
評価項目は、(1)AIの聞き取り精度・実用性、(2)駅の実環境での対話の安定性、(3)心理的抵抗感や利用しやすさといった顧客体験──の3点。案内のスムーズさや待ち時間の短縮も検証する。
将来的には、要望確認から発券までを生成AI搭載機器で一体対応する仕組みを目指す。駅係員は人ならではの判断やきめ細かな対応が必要な利用者への案内・発売に注力するという。また、多言語対話により、年齢や窓口経験を問わず誰もが安心して利用できる体験を実現するとしている。
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