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「若者の恋愛離れ、SNSも一因」 “婚活生みの親”山田教授が指摘 「恋愛=面倒」の意識強く
「若者の恋愛離れには、SNSの普及にも一因がある」と、中央大学文学部の山田昌弘教授が指摘。1人で過ごしていてもSNSを利用することで寂しさが紛れ、SNSでのやりとりが活発になるあまり、恋愛に時間を掛けづらくなるという。
「若者の恋愛離れには、SNSの普及にも一因がある」──「婚活」の名付けの親で、恋人や夫婦の関係性を研究する中央大学文学部の山田昌弘教授は、日本の恋愛の現状をそのように指摘する。1人で過ごしていてもSNSを利用することで寂しさが紛れ、SNSでのやりとりが活発になるあまり、恋愛に時間を掛けづらくなるという。
山田教授は、恋愛・婚活マッチングサービス「Pairs」(ペアーズ)を運営するエウレカと共同で、日本の恋愛・結婚の現状を調査。20〜30代の独身者の74%が「交際相手はいない」状況だった。うち55%は「交際したい」と回答したが、ほとんどが「身近に出会いがない」「交際相手の活動をしていない」という。
山田教授は「日本の恋愛は、出会いや交際に掛かる『コスパ』を重視し、危ない人と付き合ったり相手に嫌われたりする『リスク』を回避する傾向が強い」と分析。そのため恋愛や結婚の意志があっても交際相手がいない、見つからない状況に陥りやすいという。
山田教授は「恋人がいなくてもSNSがあれば寂しさが紛れる。今の若者はSNSの投稿や返信に忙しい。その生活に恋人が加わると面倒くさい、という心理があるのでは」とSNSの影響にも言及。「自分の好きなことを犠牲にしてまで恋愛する必要があるのか、という意識がある」と指摘した。
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