NASを使ってみたい？ それなら「ASUSTOR」で1歩先を行くデジタルライフを始めよう：真打ちNAS、連載開始！（2/3 ページ）

[瓜生聖，ITmedia]

2、簡単な操作の管理画面と豊富に用意された拡張機能

　ASシリーズのOSはLinuxをベースに独自拡張を加えた「ADM」（Asustor Data Master）で、ブラウザからGUIで利用することができる。原稿執筆時点で110を超える豊富な拡張機能・アプリケーションはADMのAppCentralを使ってブラウザからインストールする。

Asustor Control Centerでネットワーク内のASシリーズを検出、Webブラウザ経由でADM（Asustor Data Master）のデスクトップ画面にアクセスする

ADMの画面。ひと目で使い方が理解できるデスクトップ画面

拡張アプリケーションはAppCentralから追加。原稿執筆時点で110以上のアプリケーションが用意されている

3、PCレスでの設定、メンテンナス、クライアント機能（HDMI搭載モデル）

　背面にHDMIポートを搭載した機種を直接ディスプレイにつなぐと、「縁の下の力持ち」的なサーバ機能だけでなく、プレーヤーとしても活用することができる。WebブラウザであるChrome、マルチメディアプレイヤのXMBCが利用できるので、活用シーンは大幅に広がる。

HDMI画面に表示されるのはASUSTOR Portalの画面。モニタに合わせた解像度設定が可能（画面＝左）。ASUSTOR Portalのトップ画面。操作には別売の赤外線リモコン、ASシリーズに接続したキーボード／マウス、スマートフォン／タブレットが利用できる（画面＝右）

ASUSTOR Portalから起動できるマルチメディアプレーヤー「XBMC」。天気予報は標準機能（画面＝左）。XBMCからYouTubeの動画を再生したところ（画面＝右）

XBMCはアドオンが豊富。Moebooruは画像掲示板サイト用アドオン（画面＝左）。Chromeが動作するので、ASシリーズ自身の管理も可能（画面＝右）

4、外部からの利用

　ASシリーズの利用は家庭内だけにとどまらない。UPnP対応ルータの自動設定、DDNSサービス、スマートフォンやタブレットの設定を容易にするクラウドIDなど、外部から利用するための機能・サービスも用意されている。目的や用途別に用意されたアプリを使えば、まるで自分だけのクラウドサービスのように使うことが可能だ。

EZ-RouterはUPnP対応ルータの設定を変更し、外部からの利用を可能にする。DDNS（ダイナミックDNS）、クラウドIDと併用することでモバイルからのアクセスが簡単になる（画面＝左）。AiDataではファイルのアップロード、ダウンロード、再生など一般的なファイル操作が可能（画面＝右）

AiMusicは音楽再生用ソフト（画面＝左）。AiMasterはASシリーズの管理ツール（画面＝右）