住宅全体の消費電力量を計測、集計し、ユーザーにデータを提示するHEMS(家庭向けエネルギー管理システム)が続々登場している。経済産業省の補助金対象となっている製品もあり、導入しやすくなっている。それでも、HEMS導入に気が進まないという人もいるはずだ。そのような人に向けた電力センサーが登場した。
朝日電器は家電製品とコンセントの間に挟んで使う電力センサー「エコキーパー」シリーズ2製品を発表した。7月30日から発売する。今回発売する製品は、電力消費量を計測表示する「エコキーパー(EC-03EB)」と、タイマーを搭載し、1週間に20パターンのスケジュールを設定するなどの機能を備える「タイマー付エコキーパー(EC-04EB)」の2製品(図1)。
価格はオープン。実売価格はEC-03EBが3000円程度、EC-04EBが3500円程度となる見込み。
両製品が搭載している基本機能としては、接続した家電製品の使用時間、積算電気料金、1時間当たりの電気料金、積算電力量などを表示する機能。本体にある表示切り替えスイッチを押すと、表示が切り替わる。さらに、家電製品への給電を完全に止めるスイッチも搭載する。
EC-04EBは1週間に20パターンのスケジュールを設定し、家電製品への給電スケジュールを設定できる。さらに、「使い過ぎ防止機能」や「カウントダウンタイマー機能」といった、ユーザーの節電意識を高める機能を備える。
本格的なHEMSの導入は気が進まないという人も、電力消費量が大きいとみられる機器にこのセンサーを取り付けてみて、消費量の推移を見てみるだけで節電に対する考え方が変わるだろう。
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