電力9社のうち、東日本の3社と四国電力を除く5社の需給率が90%を超える。比較的気温が高い上に、最大供給電力が減る傾向にあるからだ。
7月23日(火)の需給率は、関西電力の92.6%を筆頭に、中部電力、北陸電力、中国電力、九州電力で90%を超える。最大需要電力が発生する時間帯は東北電力の11時台を除き、14時台だ。
気象庁が7月22日(月)に発表した高温注意情報では、関東甲信地方と東海地方、四国地方、九州南部地方で35度以上となるところがあるという予想を示している。なかでも東海地方が高温になるという。例えば名古屋の予想最高気温は36度である。
22日と比較して23日の需給率が悪化する理由は、気温よりも最大供給電力にある。例えば、関西電力の最大供給電力は22日の2848万kWh(実績値)に対して、23日は190万kWh以上も減る予定だ。
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