7月28日(月)−全国すべて80%台で安定全国でんき予報2014夏

先週から一気に上昇した電力需要だが、週が明けて電力会社が供給力を増やしたこともあり、需給率は各地で80%台の安定した状態に落ち着く。最高は中部の89.5%だが、先週後半に比べて供給力を100万kW以上も引き下げることが要因だ。今後も各社が想定通りの供給力を維持すれば、よほどの猛暑にならない限り電力不足の心配はない。

» 2014年07月28日 10時30分 公開
[スマートジャパン]

 先週の後半とは打って変わって、7月28日(月)の需給率は全国各地で80%台に収まり、極めて安定した状態になる。北海道や本州の一部を除いて最高気温は30度を超える予報だが、先週の後半と比べると低めに推移して、電力需要もさほど伸びない。加えて先週の需給状況をもとに電力会社の多くが供給力を引き上げたために余裕が生まれた。

 東京では14時台の最大電力が4290万kWに収まり、今夏最大だった25日(金)の4795万kWから500万kW以上も低くなる。同様に先週後半に需給率が90%を超えた中部や関西、九州でも28日の最大電力は大幅に低下する。中部だけは供給力を引き下げたが、それでも需給率は89.5%にとどまる見通しだ。

7月28日の需給予測(各電力会社がWebサイトに掲載したデータから)

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