発電設備には北陸精機が富山県立大学と共同で開発した「パワーアルキメデス(高落差圧力管タイプ)」を採用した(図4)。スクリュー型の水車の上部に小型の発電機を備えていて、5メートル以上の落差がある場合に適用できる。
松川小水力発電所では農業用水路の落差工の脇に発電設備を設置した。上流から取り込んだ水流は導水管を通って水車に送り込む(図5)。スクリュー型の水車が水流を受けながら回転して、上部の発電機を駆動する仕組みだ。
発電後の水流は再び農業用水路に戻すため、下流の水量に影響は生じない。このように水量に影響を与えない小水力発電の形態を「従属発電」と呼ぶ。従来は農業用水路を利用した小水力発電でも自治体から水利権の許可をとる必要があったが、2013年12月の河川法の改正によって従属発電の場合には登録するだけで済むようになった。手続きが簡単になったことで全国各地の農業用水路に小水力発電が広がり始めている。
琵琶湖に注ぐ農業用水路で小水力発電、1メートルの落差でも40世帯分の電力に
3メートルの落差でも30kWの電力、らせん水車で小水力発電に挑む
地熱発電を雪深い山の中で、海岸では波力発電に挑むCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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