中国電力では、電力小売完全自由化がスタートした2016年4月から、プロ野球の広島東洋カープとのタイアップによるコラボレーションメニューとして、「カープ応援メニュー」のサービスを開始しました。
この、プロ野球チームと電力会社がコラボレーションした全国初のサービスでは、加入者に電気料金の支払額などに応じてたまるポイントに加えて、カープの公式戦勝利や年間成績に応じた次のような特典ポイントが進呈されます。
貯まったポイントをカープの観戦チケットやグッズに交換できるなど、広島カープを応援しながらポイントを貯めることを楽しめる仕組みになっています。
「応援」というコンセプトを電力プランと結びつけている企業の一つに、「みんな電力株式会社」があります。2011年に設立された会社で、電源開発やポータルサイト「エネクト」の運営、次世代につながるエネルギー分野の研究開発も積極的に行うなど、幅広くエネルギー事業を展開しています。
同社は、電力小売全面自由化に合わせて家庭への電力販売を開始しましたが、提供しているサービスのテーマは「顔の見える発電所」というものです。これは、発電している電力の産地や作り方、関わっている人々の想いやこだわりといった“発電所の顔”がもっと見えるようにしよう、というものです。野菜などの販売でよく見かける、生産者の顔が分かるような仕組みと似ています。電力の購入者は、全国のいくつかの再エネ発電所の中から自分好みのものを選択し、電気料金の支払いを通じてその発電所を応援することができます。
この料金プランの仕組みでは、電気の基本料金の一定割合金額が応援している発電所に支払われます。寄付や募金など特別なことをしなくても、電気を使うだけで自分の選んだ発電所を応援することができるというわけです。応援したい地域やふるさとなどがあれば、その地域の発電所を選ぶだけで地域に貢献することも可能となります。
みんな電力では、電力に関するさまざまな試みを実行に移しており、消費者としてもエネルギー利用を楽しめるような工夫がちりばめられています。
また、同社が運営しているポータルサイト「エネクト」では、電気代の領収証が「くじ」になる「エネくじキャンペーン」を実施しています。抽選で選ばれると、クオカードなどのプレゼントを受け取ることができる、消費者にとって嬉しいサービスです。
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