デルタ電子が、一般住宅向けの電気自動車用充電器の販売を開始した。最大6kWで充電でき、30kWhのバッテリーを搭載したEVで約5時間、40kWhの場合は約7時間でフル充電できるという。
デルタ電子は一般住宅にも設置が可能な、電気自動車(EC)用AC充電器「Q-VEC」の販売を開始した。家庭の電力契約に合わせ、24Aおよび30Aの2モデルを用意している。
EVのより長い航続距離のニーズに伴い、搭載されるバッテリーも大容量化が進んでいる。そうした中、充電器にも高出力が求められているが、Q-VECの30Aモデルは最大6kWで充電が可能であり、30kWhのバッテリーを搭載したEVで約5時間、40kWhの場合は約7時間でフル充電することができる。充電中の情報なども専用のアプリケーションを利用することで、リアルタイムに監視可能だ。
また、バックエンドサーバとのイーサネット通信や、IP55の防じん・防水による高い耐候性、IK08相当の耐衝撃性などを備えている。本体の外形寸法は350×400×126mmで、質量は約7kg。充電ケーブルはストレートケーブルで、長さは5mとなっている。
同時発売の専用オプション品であるデマンドコントローラー「EVUJ 100」を使用することにより、家庭の契約電力量を超えないようにEVの充電で消費される電力を制御することができる。Q-VECを設置する際に、契約電力値の大幅上昇を避けることが可能だ。
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