母校に設置された太陽光発電の電力を購入することで、出身校を応援できるーー。こうしたユニークな電気料金プランが登場した。
NTTスマイルエナジー(大阪市)とみんな電力(東京都世田谷区)は、柴田工業(名古屋市)、大阪府高槻市の協力により、母校の応援につながる「日本初」(NTTスマイルエナジー)の電力サービス「学校応援でんき」の提供を開始すると発表した。2018年1月からの提供を予定している。
学校応援でんきは「母校で発電した電気を買って、母校を応援すること」をコンセプトに企画された電気料金プランだ。最大の特徴は、消費者が同サービスの電力を購入することで、母校などへ応援金が還元される点にある。柴田工業が高槻市の学校の屋根に設置する太陽光発電設備で発電した電力を、みんな電力が小売電気事業者として全国の消費者、特に設置した学校の在校生や卒業生の家族などに販売する。その際に、消費者が支払う電気料金の一部が、応援金として母校に還元される仕組みだ。太陽光発電設備を設置する学校施設や自治体などは、応援金に加え、太陽光設備の設置料などの収入も見込めるメリットがある。
学校への太陽光発電設備施工で実績を持つ柴田工業、再生可能エネルギー拡大に取組む高槻市に、小売電気事業者のみんな電力、太陽光発電の計測プラットフォームを持つNTTスマイルエナジーが協力することで実現したプランとしている。
学校応援でんきは、2018年1月から申込受付および提供を開始する予定。太陽光発電設備の設置先まず高槻市立第六中学校、同芥川小学校、同柳川小学校の3校から開始し、順次拡大していく計画だ。
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