カワサキは、同社が所有する建屋の屋根を活用した太陽光発電事業を開始し、2カ所の太陽光発電所を開設した。同社はさらに2カ所の太陽光発電所設置を計画しており、4カ所合計の発電出力は2.2メガワット(MW)超となる。
服飾事業などを手掛けるカワサキ(大阪府泉佐野市)は、同社が所有する建屋の屋根を活用した太陽光発電事業を開始し、2カ所の太陽光発電所を開設したと発表した。同社は今後さらに2カ所の太陽光発電所設置を計画しており、4カ所合計の発電出力は2.2MW(メガワット)超となる。
服飾、賃貸・倉庫事業を手掛ける同社は、長期的な収益源の確保による収益力の拡大を目的として太陽光発電事業を開始。同社倉庫の屋根に太陽光発電設備を設置し、発電した電力を関西電力に売電する。
現在稼働している同社発電所は、2018年2月に運転開始した発電出力660kW(キロワット)の「カワサキちきり発電所」(総工費8700万円)と、同年3月に運転を開始した出力451kWの「カワサキ忠岡南発電所」(同6000万円)の2カ所。年間発電量はそれぞれ66万9028kWh(キロワット時)、45万7169kWhを見込んでいる。
また、今後稼働を予定している発電所は、同年4月に発電出力489.5kWの「カワサキ能勢発電所」(総工費:6100万円)、同年7月に発電出力632.5kW「カワサキちきり第二発電所」(同:8000万円)となる。年間発電量はそれぞれ45万9464kWh、64万1151kWhと想定する。
同社は、カワサキちきり発電所における同年2月の発電実績もあわせて公開した。想定発電量4万68kWhに対し、発電電力量は5万4126kWhとなり1万4058kWh(35.1%)の増加となったことを報告した。これは、想定より日射量が高かったためとしている。
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