シュナイダーが考える、持続可能な社会に必要なエネルギーマネジメントとは?エネルギー管理(2/2 ページ)

» 2018年10月15日 11時00分 公開
[廣町公則スマートジャパン]
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エコストラクチャーはオープンなコミュニティ

 トリコワ氏は、世界の未来をこう予見する。「集中型電源から分散型電源へ、より消費地に近い場所での発電へ、電力のトレンドは大きくシフトしました。再生可能エネルギーの発電コストが下がるとともに、ストレージ(貯蔵・蓄電)のコストも低減に向かっています。これによって、インフラの姿も変わっていくでしょう。一方で、人口増や都市化によってエネルギー消費は膨張を続けています。すべての人が安全で持続可能なエネルギーを利用していくためには、より効率的なエネルギーマネジメントが不可欠です」。

 同氏は最後に、「エコストラクチャーはオープンなコミュニティ」だとして、世界中から集まった聴衆に参加を呼び掛けた。「私たちは、2万以上のディベロッパー&システムインテグレーターとともに、65万以上のサービスプロバイダー&パートナーの協力のもと、各国で豊富な実績を積み上げてきました。このプラットフォームは、常に世界に開かれています。私たちの取り組みに参画してください。ともに、未来に貢献していきましょう」。

ジャン・パスカル・トリコワ氏による基調講演の様子 写真=有馬朋子
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