2つに分離する高圧向け太陽光パワコン、安川電機が販売開始太陽光

安川電機が高圧向け太陽光発電用パワーコンディショナー新製品の販売を開始。出力65kW、1000V対応のパワーコンディショナーで、分散設置にも対応する。

» 2018年11月26日 11時00分 公開
[スマートジャパン]

 安川電機は高圧向け太陽光発電用パワーコンディショナー「XGI1000 65kW」を開発し、2018年11月1日から販売を開始した。価格はオープン。

「XGI1000 65kW」の外観 出典:安川電機

 新製品は産業用高圧および発電事業者用の特別高圧案件分散型ソリューションとして、システム費低減、施工費低減、O&M費用低減の3つのコンセプトをもって開発した。

 具体的な特徴としては、分散設置用1000VDCパワーコンディショナーでありながら出力を65kW(キロワット)とすることで、パワーコンディショナーの台数や、交流集電箱など設備費用の削減に貢献する。一方で最大電力点追従制御(MPPT機能)を搭載し、接続する太陽電池の設置環境や日射量からキメ細かく最適化制御を行うことで、最大出力の確保に貢献できるとしている。

 同製品は上部に電子部品、下部に配線部を集め、上下を分離できる構造を採用した。これにより、施工時は2名の作業員で荷降ろし、運搬、取り付けが可能としている。ユニット交換が必要な際は、ケーブルの結線を解かず上部のみ交換することで復旧可能で、施工や保守工程を短縮し、コスト削減にも寄与する。

 Wi-Fiを内蔵しており、タブレット端末などからパワーコンディショナーと通信し、設定変更、簡易モニタリング、パネル監視などのも行える。この他、YASKAWAコンタクトセンターでの24時間対応の問い合わせ受け付け、故障時には現地への駆け付けサービスなども提供する。

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