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» 2018年12月13日 07時00分 公開

太陽光:故障していないのに売電量が減少、太陽光発電所における雑草対策の意義 (1/2)

稼働から数年経過した太陽光発電所では、予期せぬさまざまなトラブルが発生することも。そのうちの1つで、故障に直結はしないものの、発電量に大きく影響を与える要因として注意したいのが“雑草”だ。

[アドラーソーラーワークス株式会社,スマートジャパン]

太陽光発電所ではどんな問題が起こるのか

 「再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)」が始まって以降、急速に普及した太陽光発電ですが、当初は“メンテナンスフリー”な投資商品として売り出されていることも多くありました。しかし、実際に稼働した後の太陽光発電所では、さまざまな問題が発生しているのが実情です。

 太陽光発電設備は太陽の光を使って発電しますので、多くの設備は屋外に設置されています。また、遮光物があるとパネルに影がかかってしまい発電損失につながってしまうため、極力周辺に大きな建造物、樹木などの無い、どちらかというと人里離れた場所が選ばれるケースが多くなります。従って、屋外設置にもかかわらず、メンテナンスしづらい場所にあるケースが多くあります。

 屋外設置であるため、台風、落雷などによる自然災害が発生してしまう他、鳥ふんや落石などの鳥獣被害、イノシシなどの動物による設備破損、設備の経年劣化による故障などさまざまな問題に直面することがあります。こういった問題を完全に避けることは難しいですが、適切なメンテナンスを実施することで被害を最小限に抑えることはできます。また、故障に直結はしないものの、発電量に大きく影響を与える要因の1つとして注意しなくてはいけないことに、“雑草”が挙げられます。

 太陽光発電所で繁殖した雑草を放置すると、いずれはパネルよりも背が高くなる場合もあり、影となって発電に悪影響を及ぼしてしまいます。また、草の種類によっては種子を飛ばすものや、粘着性がある場合パネルの汚れにつながってしまうケースもあります。そのため、雑草対策は太陽光発電所を運用していくにあたって非常に重要になります。では、太陽光発電所における雑草対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

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