パナソニックが「RE100」に加盟、2050年までに再エネ100%の事業運営体制に自然エネルギー

パナソニックが「RE100」への加盟を発表。2050年までに事業で利用する電力を100%の再生可能エネルギー由来とする計画だ。

» 2019年09月10日 08時00分 公開
[スマートジャパン]

 パナソニックは2019年8月、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来にすることを目指す国際イニシアチブ「RE100」への加盟を発表した。2050年までにグローバルで使用する電力を100%再生可能エネルギー由来に切り替える計画だ。

 パナソニックでは事業活動による環境負荷の低減に向けて、既に工場の操業においてCO2を排出しない「CO2ゼロの工場づくり」に向けた取り組みを進めている。国内外の複数の拠点において、工場の省エネルギー化に加え自社拠点への太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー発電設備の導入などを推進している。

 国内では既に家電リサイクル工場である「パナソニックエコテクノロジーセンター」(PETEC、兵庫県加東市)で、100%再生可能エネルギー由来電力による事業運営を実現した。同センターでは省エネや太陽光発電の導入に加え、関西電力のグリーン電力プランを契約することで再生可能エネルギー100%の運営を達成している。

「パナソニックエコテクノロジーセンター」の外観 出典:パナソニック

 今後は同社の2021年に向けた環境行動計画「グリーンプラン2021」の目標の一つとして「再生可能エネルギー利用拡大」を掲げ、自社拠点への再生可能エネルギー発電設備の設置による再生可能エネルギー導入や、再生可能エネルギー外部調達を、さらに強化してく方針。併せてCO2ゼロモデル工場をグローバル各地域で実現し、地域特性に応じた再生可能エネルギーの活用拡大を検討するとしている。

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