落差32mで1500世帯分を発電、岐阜県にダムの維持流量を活用する水力発電所自然エネルギー

中部電力は、岐阜県郡上市において建設中の内ケ谷ダムから放流される維持用水を用いた内ケ谷水力発電所を建設する。2024年度の着工、2025年度の運転開始が計画されている。

» 2020年01月30日 07時30分 公開
[スマートジャパン]

 中部電力は2020年1月21日、岐阜県郡上市において建設中の内ケ谷ダムから放流される維持用水を用いた内ケ谷水力発電所を建設すると発表した。同日、岐阜県と「内ケ谷ダム建設工事に関する基本協定」を締結している。

発電所設置イメージ図 発電所設置イメージ図 出典:中部電力 

 同発電所は2024年度の着工、2025年度の運転開始が計画されている。有効落差32m、最大使用水量が3.00m3/sで発電し、最大出力は720kW、想定される年間発電量は約460万kWhを見込む。これは一般家庭約1500世帯分の年間使用電力量に相当する。

 中部電力は今後も水力発電所の開発を行うとともに、既設水力発電所の設備を改修することにより出力および発電電力量の向上を図る。

発電所概略位置図 発電所概略位置図 出典:中部電力

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